すでにお話を聞いておられる方もいらっしゃると思いますが、練馬区でも今年の10月から、現在の受給者証の切り替えにあわせ、「相談支援事業」が始まります。
これにあわせて、先週5月23日に練馬区役所で練馬区内で事業を行っている「相談支援事業所」と「放課後等デイサービス」「児童発達支援事業」の顔合わせが行われました。
この制度改正により、利用者の方がデイサービスを利用するには（デイサービス以外にも短期入所など他の福祉サービスも含みます）、まず相談支援事業所の相談支援専門員の方の面接を受け、子どものニーズ等を把握したうえで、相談支援専門員が利用計画を作成、その利用計画証を基に、受給者証の更新申請を行うことになります（一度作成した後は、半年に1回定期的なモニタリングを行います）。
この制度の開始により、従来より手続きが煩雑になる（たとえば、相談支援専門員との面談は原則として、利用者のご家庭で行うことが義務付けられています。）ことになりますが、メリットとして、相談支援専門員を中心に子どもに対する合同カンファレンスが開かれることになり、各事業所が一貫した療育体制をとれるといったことがあげられます。
相談支援制度に関するQ&A
問.10月に全員この制度の対象になるのですか？
答.いいえ。10月に対象となるのは、現在の受給者証の有効期限が平成25年9月30日までの方です。たとえば有効期限が平成25年12月31日までの方は平成26年1月1日からとなります。一番遅い方は平成26年9月1日から適用になります。
問.相談支援事業所はどこにあるの？
答.練馬区内にも数か所開設されており、今後増える見込みです。詳しくは受給者証更新時に区役所からお知らせがある予定です。
問.相談支援事業所は自分で選べるの？
答.ご自分で好きな事業所を選べます。
問.忙しくて、相談支援専門員の面談を受ける余裕がありません。
答.ご自分で利用計画を立てる「セルフプラン」という方法もありますが、かなり詳細な内容を求められます。できるだけお時間を作っていただくことをお勧めします。
問.面談もセルプランも立てなかったらどうなりますか？
答.デイサービスを含め、すべての福祉サービスが利用できなくなります。
問.練馬区以外はどうなりますか？
答.自治体によって進捗状況が異なります。詳しくは各自治体にお問い合わせください。
初めての事業であり、運用が変わる可能性があります。変更がありましたら、順次お知らせしますのでご了承ください。（森）